メルカリのGoBoldなSummer Internshipに参加してきた

2018/8/1~31,出勤日にして23日間,
メルカリのサマーインターンに参加してきました.

自分の所属はR4D(昨年発足した研究開発部門)のXR(=VR/AR/MRをひっくるめて表した語)チームで,主にHoloLensを用いた研究開発を行っておりました.

メルカリの企業の雰囲気を存じない方々に対して,実際に現場を体験した身として様々情報発信できたらいいなと思います.
また自分自身も,何が向いている/向いていない,何がやりたい/できそうか/自分の知見を活かせるか  等をより具体的に考えるいいきっかけともなりました.個人的なことではありますが,そこについても触れていこうと思います.
【注意】ありえん長いです.

全然チャラくない

学生の持つイメージや噂話なんて偏見そのものだとは重々承知なのですが,入る前はチャラいイメージを持っていました(関係者各位すみません…)
入って数日もそう思っていました,薄暗くて静かな大学と比較すると,パーティがやたら多かったり(後の話では8月は多い方だったという),部活等のコミュニティが充実してたり,ランチがいちいち豪華だったり…貧乏な学生視点でいくとかなり驚きました.

実際,職場では,どの方もみんな熱心にお仕事されています…というのはまぁ当たり前なんだろうけど,
勤務中はほぼフルパワーで,楽しんで働いている という印象でした.
社員さんは仲良さそうで,まるで日常トークかのようにめっちゃ楽しそうに話していますが,実際は業務のディスカッションで熱くなっているとか.
殆どの社員さんが同じ方向を向いていて,突き進んでいる.そこで足を引っ張る人はおろか,士気を下げる発言をする(めんどくさい~,だるい~)人もいませんでした.
そういった正のエネルギーで満ちた環境は,ディスカッションで騒がしいけれど,かなり集中してかつ楽しんで作業できる環境で良かったです.
メルカリのValueに一致している人を選んで雇っているという話ですが,志の似通った人と仕事するのはすごく心地よいですね.

論点がややずれましたが,そう感じるくらいにはチャラくない,それどころかだいぶ真面目な会社です.

休憩が上手い

メルカリの制度や環境が故に,休憩が上手いなと感じました.ただこれは大企業ならそう,というものかもしれませんので流す程度に.

六本木ヒルズというご飯がとにかく美味しい環境に後押しされているというものもありますが,
シャッフルランチというランダムなメンバーでランチでできる制度(無料)や,メンターランチというチームでのランチ制度(これも無料),部活の経費は一定額頂けて,同じ趣味の社員さんと交流できる制度(私は皇居ラン部活など参加してます!),
また自販機が全部無料というシステム(これに慣れると道端の普通の自販機を押して出てこないのアレ?ってなる.私もなったw),時々社内パーティ(家族呼べるものや運動会,マグロ解体ショーなどもあります)がメルカリにはあります.

開発で荒んだ心を回復できる時間が,メルカリの勤務中には度々あります.
まだこれ終わってねえ~~キリ悪い。。と思ってても,強制的にリフレッシュされるタイミングが設けられているように感じました.個人的には.

食事のたびに最高のリフレッシュタイムがあるとすると,4時間がんばって1時間最高に休憩するというルーチンで,異様に作業
が捗ります.メンバーとも仲良くなり,相談しやすくなりますしね.
会社的にはこれを意図したわけでもないんでしょうが,開発者の視点からだとそう感じられ,結構好印象でした(これはインターン同期も言ってた)

R4Dは本気で研究開発組織を目指している

メルカリ社といえば某アプリを思い浮かばないわけないってくらいそのイメージだと思いますが,他の新規事業にかなり本気です.
ここでは他事業の話は触れず,R4D(特にXRチーム)に関してだけお話しします.

R4Dはアカデミアの知識を存分に集めて開発に還元しようという空気感があります.
募集要項はやっぱり開発面での条件が目立ちますが,やはり企業でビジネスやるし,こういった状況なので作る力まで含めて自走できる人でないと,という意図があるだけだと思います.
ここが最終的に求めているのは当該分野をどう社会に普及させるか,先まで見据えたスピリットを持っているかだと感じました.
そういう人の方が面白いって思ってもらえるし,また当然雇ってもらえるという印象です.あくまで個人の印象ですが.
R4Dを担っている方々は,今までは長らく開発サイドにいたけど,それでは何だかやり切れなくて,やっぱり研究も交えないと面白くないよね,と一周回って結論に至った,といった方が多いように見えます.
負のエネルギーを溜め込んで,それで分野の勃興に奔走しているのかな,と感じる方もいました

学生である自分個人からすると,開発系のバイトにいて面白くないと思ったらすぐ逃げていたので,逆に開発に縛られて研究したいのにできないといった状況に陥ったことがなく,毎日は当たり前に研究する日です.
よって研究できる有難みだったり,研究の環境を整えるために奔走できるような意欲,また
こう転んだら開発になってしまうからストップ…といった匙加減など,良くわかりません.

開発でも嫌なタイプの開発もあれば好きなタイプのもの(ネットワーク通信等,知識がいるもの)もあり,開発も面白いのかなぁ…
でも研究に触れているときも楽しい.
遠い未来のビジョンを見据えてもの作りたい気もするし,ただ作っているその瞬間が最高と思うこともあります.
なので,研究環境を構築しようと意気込んでいる上司の背中を追いかけはするものの,やりたい内容がたまたま研究と開発のはざまであるというだけで,その恩恵に入り浸らせてもらえてるという感覚に近かったです.

なので,私はまだまだ自分探しの段階の私のようなインターン生が正しく語ることはできませんが,
今はまだ(大学のような研究機関と比較すると)環境的に不足するところもあるものの,今後は人材・設備共にかなり整っていくと思われます.
そう思えるような,ステキな社員さんがたくさんいたということです.

個人の感想

自分の作ったものは,HoloLensとUbuntuPythonサーバーで動かしたDNNライブラリ:(SoccerOnTableTop)https://github.com/krematas/soccerontableを通信させて,HoloLensの一視点画像から対象の人の3次元形状復元をする(そして天使の羽を生やして飛ばす)というものでした.

HoloLens開発は1年弱くらい続けていて,Unity・UWPでの描画,通信周りや画像処理など勉強していましたが,
その辺りの総結集の制作物だったと言えます.
知っていることは感覚により開発スピードが伸びたし,知らないことも知れた,ウェブに落ちてないことを実現したくて根詰めて発明した(Unityで.plyのGameObjectとしてのインポート)https://xsmiledur8x7.hatenablog.com/entry/2018/08/31/184415,(Pythonでのbyte列->floatを実装した),未知のライブラリを読む力を肥やした(インターンの先輩に教わりつつですが),など,開発面でのスキルを肥しながら,
実装中に詰まって理論や知識を学んだ(カメラパラメータの読み方と変換の仕方)
,(HoloLensの右手系左手系の話)[]箇所もあります.
総合的にスキルを伸ばしたという感じで,制作した1カ月は非常に楽しかったです.

割と放任な雰囲気(=自走力で頑張れ)もあり,右往左往に時間をかけすぎた点もありますが,その方が感じたこと考えたことを忘れないし,自分にはすごく合っていました.
その一つにテーマ選びがあります.

最初は,専門外だからと心理的影響を調べる研究をこれを機にやってみたいと企画を遂行していたのですが,結局のところ画像処理が好きで戻りたいという気持ちが強まり,インターン開始から1週間後に上記のDNNパワーで殴るテーマに変えました.
CEDEC3日間参加していたので,実質作業時間は14日となり結構ハードでしたが,結局好きなことの方が最後まで頑張れるし結果オーライになると気づきました.

インターンに参加した結果得られるもので,「自分は実際は何たるか(何が好きで,本当に興味があるか)」を知るというのは,たぶん多くの学生に当てはまると思います.
自分が得られたのはまさにそういったことで,「色々やりたいと思っていても,自然と手が出るものが本当にやりたいことで,そうでないものはやりたいと思っていない」ということです.
自分は優先順位を判断する能力が皆無なので,本当にいい学びが得られたと思っています.


最後に,このなんでもない一学生を,ひと夏かけてお盆返上で育ててくれたメンターの@ikkouさんはじめ,R4Dのみなさん,人事の@okuayaさん,インターン同期,本当にありがとうございましたm(__)m